2003~2020年度の川崎医科大学衛生学の記録 ➡ その後はウェブ版「雲心月性」です。
日本衛生学会 65巻3号(2010年5月号)

編集後記


新緑眩しい青葉の里で学術大会でお出会いしてから,まだそれほど日にちが経ってはいませんが,こうやって誌面で会員の皆様と触れ合えるのは編集部にとっても,とても嬉しいことでございます。前号は抄録集で,その前は1 月号で新年のご挨拶をさせていただきましたから,それから今まで,私の中での一大事は,4 月7 日から9 日にローカルオーガナイザーとして京大会館を会場に催しました国際労働環境アレルギー・免疫病シンポジウムでした。これはICOH(International Comission on Occupational Health)のアレルギー免疫毒性科学部会が,3 年ごとの本会議の間の年に実施しているシンポジウムで,日本では2005年に熊本大学・上田厚教授が開催されて以来でした。この科学部会の代表は,昨年春まで6年間お務めになられてらした大阪大学・森本教授からイタリア・ジョアッキーノ教授に移り,私は事務局担当になりました。そしてジョアッキーノ教授が「京都で桜が観たい」とおっしゃったことより,今回のシンポジウムの企画が走り始めました。いろいろと実は大変なことも多かったのですが,それでもICOHのプレジデントにご就任されました小木先生にもオープニングリマークをご講演いただけましたし,何よりも,3 月半ばの暖かさで勢いづいて咲き始めた桜(その時点で,もうシンポジウムの期間には葉桜になってしまうのではと,とっても不安だったのですが)も,3 月後半に冷え込んで,かつ雨も少なくとっても満開が長持ちして,会場近くの鴨川沿いでも,好天に恵まれた青空のもとで,まさに春爛漫! 桜並木の鮮やかな場面には心洗われる想いでした。国内からご参加いただいた先生方にもいろいろとお世話になりました。本当にありがとうございました。もしご興味をお持ちの方はhttp://www. kawasaki-m.ac.jp/soc/isoaied10/にアクセスしてみてください。イタリアの人たちが歌うことが大好きなことを改めて想わせてくれるような動画もいれております。

「桜は 満開の 浮かれ囃子で 陽気な 街角に ざわめく靴音 あなたは ほほえみを 思い出したようだね 春は桜の 春は涙の 花曇り 花曇り/ 光に 彷徨えば 少し浮かれて 桜の 街並を 覗いてみるけど 言葉は 淋しさを 告げるだけのようだね 春は桜の 春は涙の 花曇り 花曇り/ あなたに 一言も云い出せないようだよ 春は桜の 春は涙の 花曇り 花曇り」大槻が36 年前に作ったオリジナル曲の歌詞です。曲は…是非,お申し付けください。お届けします!

和文誌も順調に投稿が集まってはおりますが,一層の充実を図るために,是非会員の皆様から玉稿をお待ちしております。奮ってご投稿ください。よろしくお願いします。

(大槻剛巳)